ケンコウ・ミラーレンズとテレコン

 08/10/04 記
  去年はコハクチョウ 10/16 南湖にやってきました。 ことしは どうなるのでしょうか。 待ちどおしいです。
 300mmの望遠では 物足りません。 さりとて 500mmのレンズは高すぎて手が出ません。
 あれこれ 苦悶しているときに こんなレンズを見つけました。 
 Kenko(ケンコー) ミラーレンズ500mm F6.3 DXです。
 なんとなんと 500mmのレンズが 3万円で買えるではありませんか! 

 このミラーレンズの魅力は なんといっても 500mmという超望遠レンズです。  

  撮影場所=       :撮影日=08/10/01  :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0142-00-b.jpgIMGP0523-00-b.jpg  超望遠レンズ

300mmのレンズでは
望めない拡大像です。

上  自宅近くからの
   比良山系
   びわ湖バレーのスキー場
   

下 対岸の湖周道路から
   見た浮御堂

500mmのレンズならではの
迫力のある絵です。

 08/10/04 記
  コハクチョウをメインのターゲットとしてこのレンズを買いました。 500mmのレンズで3万円はなんといっても魅力です。
 軽量で コンパクトです。 絞りはF=6.3です。 
 AF(自動焦点の機能は)ありません。マニュアルでのピントあわせです。 自動露出は 露出補正を2.0に設定すると
 おおむね正しい露出になります。 
 
 コハクチョウが来るまでに このレンズの使い方をマスターする必要があります。 特に焦点合わせがポイントです。
 原則一脚を使います。 ペンタックスは手ぶれ補正の機能があります。 手ぶれ補正で 2〜3絞り分  一脚で1絞り分で
 稼げます。
 そこそこ明るければ 手ぶれは何とかなりそうです。 問題はピントあわせです。 鳥は目にピントを合わせるのが
 原則だそうです。 水辺に浮かんでいる状態で 目玉がファインダーで見えれば 多分ピントは 大丈夫と思います。
 しかし ファインダーを覗いても 遠くで 目玉が見えないケースが多いです。 となるとかなり難しいです。

 なんといっても 空を飛んでいるところは ますます難しいです。 
 目玉が確認できない遠いところの鳥さん、 空を飛んでいると鳥さんがこれからの技術のポイントになりそうです。

 数回にわたって 琵琶湖畔の水鳥を撮影してきました。 
 以下の写真は ごく最近(10月はじめ)の琵琶湖畔の水鳥です。
 もう 渡りの冬鳥が来ているのですね。 

  撮影場所=野洲川河口付近  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0626-00-b.jpg  キンクロハジロ

琵琶湖ではオナガとともに
よく見かける水鳥です。

このように目玉が
わかりやすい鳥は
うれしいです。
 撮影場所=堅田漁港  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0220-00-b.jpg カルガモ
  撮影場所=野洲川河口付近  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0582-00-b.jpg カンムリカイツブリ

彼は潜水の名手ですね。
一旦もぐると
どこに浮いてくるかわかりません。
  撮影場所=野洲川河口付近  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0640-00-b.jpg ホシハジロ
  撮影場所=堅田浮御堂  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0295-00-b.jpg
カイツブリ

滋賀県の県鳥です。
1年中いるそうです。
  撮影場所=野洲川河口付近  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0533-00-b.jpg オオバン

渡り鳥ではないが
国内を移動するようです。
木浜のほうでも見かけました。
  撮影場所=野洲川河口付近  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0420-b.jpgIMGP0674-00-b.jpg コガモ
(ではないかと思います。)

 エクリプス(夏羽)
 

図鑑を見てもこの色合いの
かもは見当たりません。

参考

野洲川ではこの鳥が
一番多いようです。

湖北町野鳥センターの観察
10/01 今日は北風の強い一日でした。沖にはオオバン、キンクロハジロ、ホシハジロ、コガモ、ヒドリガモの混群(合わせて250羽ほど)が見られました。
撮影場所=野洲川河口付近  :撮影日=08/10/02--04 :カメラ=PENTAXK200D+ケンコーミラーレンズ500mm F6.3 DX  
IMGP0431-00-b.jpgIMGP0568-00-b.jpg 空に舞うかも

時々 10羽 20羽の
鴨が舞ってくれます。

”どうせ 俺たちは
写せないだろう” と

まったくおっしゃるとおりです。
この写真はたまたま取れた
偶然の産物です。

ミラーレンズでは
AFは利きません。
もし利いても 撮影は
それなりに難しいと
思います。


 08/10/04 記 
  ミラーレンズの特徴のひとつに リング状のボケが出ることです。
 すなわち 焦点の外れたところに光源(光るもの) があると ドーナツ状にボケが入ります。
 以下の絵は ミラーレンズのリングボケは こんな風に現れるということだけを示すものです。 

 撮影場所=みずの森公園    :撮影日=08/05/27 :カメラ=PENTAXK200D+タムロン SP AF90mm F/2.8 MACRO  
IMGP0462-00-b.jpgIMGP0170-00-b.jpg  写真上
 ホテイアオイの花
 守山なぎさ公園
 (冬の菜の花 夏のヒマワ
 リ)の道路を挟んで 
 湖の反対側
 ちょうど今が満開でしょうか


写真下
 手前に電線があり
 向こうに池があります。
 池にはさざなにが立ち
 太陽の光できらめいて
 います。

 そのきらめきが点光源
 となってリングボケを
 創ります。


 ミラーレンズ関連情報
 ミラーレンズはかってはカメラメーカ レンズメーカが競って販売していた時期もあるようですが
 現在は ケンコウが3種類販売しているだけのようです(500mm/F8 500/6.3 800/8)。
 ミラーレンズ500mmF6.3総合解説  
 ケンコウのミラーレンズ 800/8 口コミ価格コム 
 ケンコーミラーレンズ 800mm F8DX クチコミ
 ミラーレンズの500/6.3口コミ評価  
 ミラーレンズを使った写真の例 購入先 

 ミラーレンズの写真例1 
 ミラーレンズの写真例2
 ミラーレンズの写真例3 


ケンコウ・テレコン



 09/11/11 記
 ケンコウ テレコン=1.5倍テレプラスMC4 DG(広角〜200mmレンズ用)

  ケンコウ テレコンx1.5 はマスターレンズの前に取り付けることで マスターレンズの焦点距離を1.5倍長くすることができる。
 望遠は 300mmを超えるとたんに値段が数倍高くなります。
 
 確たる撮影対象があれば 別ですか簡単に手が出るお金ではありません。
 
 そこで テレコンの出番ですが 本当のところはどうなんでしょうか?
 
 テレプラスには X1.5 と X2.0 があります。 口コミなどを見ますとさすがに X2.0 はよしたほうがいいようです。
 X1.5でも 焦点距離が 200mmを超えると 焦点深度が浅くなるために AFが利きにくくなり 
 広角〜200mmレンズ用テレコンバージョンレンズ とも言われます。 
 
お月さんの撮影条件
  WB    オート
  撮影モード プログラム
  ISO   200
  SS    1/1500
  F値    5.6
  
  手持撮影 すべて AF(オートフォーカス)

  撮影場所=自宅の庭 :撮影日=09/11/04:カメラ=PENTAXK200D+シグマ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO  
300P7665-33-00-8.jpg  望遠ズーム
300mmで撮影

トリミング処理

撮影場所=自宅の庭 :撮影日=09/11/04:カメラ=PENTAXK200D+smc ズーム50-200o F34-5.6 ED + X1.5  
15200-P7651-33-8.jpg 望遠ズーム200mm 
+テレプラス X1.5

トリミング処理 
写真のつきの大きさが
上の月と同じにした。

 09/11/11 記
 テレプラスは 標準から200mmで使うもので   望遠の300mmで無理にテレプラスで拡大するよりも
 しっかり写真を撮ってトリミングで拡大するほうがいい 
 というのは よく聞くせりふである。

  撮影場所=自宅の庭 :撮影日=09/11/04:カメラ=PENTAXK200D+シグマ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO+ X1.5  
15300P7643-2.6-8.jpg  望遠ズーム300mm
+ テレプラスX1.5
で 450mm相当

撮影場所=自宅の庭 :撮影日=09/11/04:カメラ=PENTAXK200D+smc ズーム50-200o F34-5.6 ED + X1.5  
15200P7656-39-8.jpg 望遠ズーム200mm 
+テレプラス X1.5

300mm相当

月ののサイズが
上と同じになるように
トリミング処理

 明るくて コンロラストのある対象では 望遠ズーム300mmでもそれなりにAFは利くようです。
 確かに迷うことは少なくありません。 
 評価は 何を撮りたい課によって変わると思います。 超長焦点をメインの撮影に使いたいのでななく
 4〜500mmの世界を覗いてみたい程度であれば コストパフォーマンス的に リーズナブルと思います。
 


 関連ページ   びわ湖の水鳥の案内 花暦  マクロ0806

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